「無添加のぶどうジュースを選びたい」
そう思って商品を探してみると、
無添加
砂糖不使用
100%果汁
ストレート
濃縮還元
など、さまざまな表示を目にします。
一見すると似ていますが、それぞれ意味は異なります。
特に「100%ぶどうジュースなら、すべて無添加なのでは?」と思われることもありますが、果汁100%であることと、添加物を使用していないことは別の話です。
今回は、ぶどうジュースを選ぶときに知っておきたい「無添加」「砂糖不使用」「100%果汁」「ストレート」の違いと、原材料表示を見るポイントを、葡萄を栽培しジュースをつくる生産者の視点から解説します。
→ ぶどうジュース完全ガイド|種類・製法・品種・選び方を生産者が解説
「無添加ぶどうジュース」とは?
「無添加」という言葉から、
葡萄だけでつくられているジュース
というイメージを持つ方も多いと思います。
ただし、「無添加」という表示を見るときには、何を添加していないのかを確認することが大切です。
例えば、
- 砂糖
- 香料
- 着色料
- 保存料
など、商品によって使用する原材料や食品添加物は異なります。
そのため、「無添加」という言葉だけを見るのではなく、商品パッケージに記載されている原材料名を確認することが、ジュース選びでは重要です。
「無添加」と「砂糖不使用」は同じ?
同じ意味ではありません。
「砂糖不使用」は、基本的には製造時に砂糖を加えていないことを表します。
しかし、葡萄そのものにはもともとブドウ糖や果糖などの糖が含まれています。
そのため、
砂糖不使用=糖分がない
という意味ではありません。
ぶどうジュースを飲んでしっかりとした甘味を感じるのは、必ずしも砂糖を加えているからではなく、葡萄そのものが持つ糖によるものです。
特に完熟した葡萄は糖度が高くなるため、砂糖を加えなくても十分な甘味を感じることがあります。
「100%ぶどうジュース」と「無添加」も別の意味
ここも混同しやすいポイントです。
「果汁100%」は、飲料に占める果汁の割合を示す表示です。
一方、「無添加」は添加物などの使用についての表示です。
つまり、
100%=無添加
という意味ではありません。
ぶどうジュースを選ぶときには、「果汁100%」という表示だけで判断するのではなく、原材料表示まで確認すると、どのような商品なのかがより分かりやすくなります。
ストレートと濃縮還元は何が違う?
100%ぶどうジュースには、大きく分けて「ストレート」と「濃縮還元」があります。
ストレート
葡萄から搾った果汁を、濃縮することなく製品化する方法です。
原料となる葡萄の味わいや香りが商品の特徴に直結しやすいため、品種や産地、葡萄の成熟度などが重要になります。
濃縮還元
搾った果汁から水分の一部を取り除いて濃縮し、その後、水分を加えて元の濃度に戻す方法です。
輸送や保存の効率を高められるため、幅広い果汁飲料に利用されています。
どちらも「果汁100%」の商品は存在するため、
ストレート=100%
濃縮還元=100%ではない
という区別ではありません。
製造方法が違う、と考えると分かりやすいでしょう。
詳しい違いはこちらの記事でも紹介しています。
→ ぶどうジュース完全ガイド|ストレートと濃縮還元の違いも解説
無添加ぶどうジュースを選ぶときは「原材料」を見る
商品選びでまず確認したいのが、パッケージの原材料表示です。
例えば、葡萄そのものの味を楽しみたいのであれば、原材料ができるだけシンプルな商品は選択肢のひとつになります。
さらに、
「どこの葡萄なのか」
「どんな品種なのか」
「ストレートなのか濃縮還元なのか」
まで確認すると、商品の違いがより見えてきます。
ワインでは「シャルドネ」「リースリング」「ピノ・ノワール」のように、葡萄品種によって商品を選ぶことがあります。
私たちは、ぶどうジュースにも同じような楽しみ方があっていいと考えています。
ぶどうジュースは「品種」で味が変わる
ぶどうジュースというひとつのカテゴリーでまとめられがちですが、原料となる葡萄はすべて同じではありません。
品種によって、
甘味
酸味
香り
色
果実味
余韻
などに違いがあります。
スリーファームがジュースに使用している葡萄のひとつが、青森県を代表する黒葡萄**「スチューベン」**です。
小粒ながらしっかりとした甘味を持ち、豊かな香りが特徴です。
PURE & ZEROが大切にしていること
スリーファームの「PURE & ZERO スチューベン ストレート」は、青森県産スチューベンを使用した100%ストレートぶどうジュースです。
砂糖や香料を加えるのではなく、原料となる葡萄そのものの味わいを活かすことを大切にしています。
だからこそ、ジュースをつくる前の葡萄づくりも重要だと考えています。
私たちは葡萄の状態を糖度だけで判断するのではなく、酸味とのバランスや成熟状態なども見ながら収穫します。
ジュースになってから味をつくるだけではなく、畑から味を考える。
これは、ワイン造りと葡萄栽培に携わってきたスリーファームが、ぶどうジュースづくりでも大切にしている考え方です。
「濃厚」だから砂糖が入っているとは限らない
スチューベンのジュースを飲んだとき、濃厚な甘味を感じることがあります。
しかし、濃厚さをつくっているのは砂糖だけではありません。
葡萄そのものの糖、酸味、香り、果実味、口当たりなど、複数の要素が重なって「濃い」と感じる味わいになります。
そのため、ぶどうジュースを比較するときには、単純な甘さだけではなく、
どの葡萄からつくられているのか
というところまで見てみると、選び方が変わってきます。
アールグレイを組み合わせたぶどうジュースも
スリーファームでは、スチューベンのストレートジュースだけでなく、国産アールグレイ茶葉を組み合わせた「PURE & ZERO スチューベン アールグレイMIX」もつくっています。
こちらはストレートとは方向性が異なり、葡萄の果実味と紅茶の香りを組み合わせたジュースです。
「葡萄だけでつくられているか」だけではなく、「どんな原材料を、どんな目的で使っているのか」を見ることも、商品を選ぶうえで大切です。
→ PURE & ZERO スチューベン アールグレイMIXを見る
ぶどうジュースを選ぶときに確認したい5つのポイント
最後に整理すると、ぶどうジュースを選ぶときは次の5つを見ると商品の違いが分かりやすくなります。
① 果汁100%か
果汁の割合を確認します。
② 原材料は何か
「無添加」という言葉だけではなく、実際の原材料表示を確認します。
③ 砂糖を使用しているか
葡萄由来の糖と、製造時に加える砂糖は分けて考えます。
④ ストレートか濃縮還元か
同じ100%果汁でも製造方法が異なります。
⑤ 葡萄の品種・産地はどこか
葡萄そのものの個性を楽しみたい場合は、ここも重要なポイントです。
原材料からぶどうジュースを選んでみる
「無添加」「100%」「砂糖不使用」。
どれも商品を選ぶためのひとつの情報ですが、それだけでジュースのすべてが分かるわけではありません。
原材料表示を見る。
製法を見る。
そして、使われている葡萄の品種や産地を見る。
そこまで確認すると、ぶどうジュースの違いがより分かりやすくなります。
スリーファームでは、葡萄を育てるところからジュースになるまでを考え、葡萄そのものの個性を楽しめるジュースを目指しています。