「果汁100%」と書かれたぶどうジュース。
スーパーやオンラインショップでもよく見かけますが、同じ100%ぶどうジュースでも、商品によって味わいや香りは大きく異なります。
その違いを生む要素のひとつが、「ストレート」と「濃縮還元」という製法の違いです。
さらに、使用する葡萄の品種や産地、収穫時の熟度によってもジュースの味わいは変わります。
今回は、青森・津軽で葡萄栽培や商品づくりに取り組むスリーファームが、100%ぶどうジュースの基本と、ストレート・濃縮還元の違いについて解説します。
100%ぶどうジュースとは?
100%ぶどうジュースとは、その名の通り果汁の割合が100%のぶどうジュースです。
ただし、「100%」と書かれているからといって、すべて同じようにつくられているわけではありません。
100%ジュースには、大きく分けて
- ストレート
- 濃縮還元
という違いがあります。
どちらも100%果汁の商品がありますが、製造工程が異なります。
その違いを知ると、ぶどうジュースを選ぶときに「100%かどうか」だけではなく、もう一歩踏み込んで商品を見ることができます。
ストレートぶどうジュースとは?
ストレートジュースは、葡萄から搾った果汁を濃縮せずに使用してつくられるジュースです。
原料となる葡萄の特徴がジュースに反映されやすいため、
どんな品種なのか。
どこで育ったのか。
どのくらい熟してから収穫されたのか。
といった原料の違いも重要になります。
りんごでも「ふじ」と「王林」で味が違うように、葡萄も品種によって甘味、酸味、香りなどが異なります。
ストレートのぶどうジュースを選ぶなら、「果汁100%」という表示だけではなく、使われている葡萄にも注目してみると面白いと思います。
スリーファームの「PURE & ZERO スチューベン ストレート」も、青森県産スチューベンを使用した100%ストレートぶどうジュースです。
濃縮還元ぶどうジュースとは?
濃縮還元は、搾った果汁から一度水分を取り除いて濃縮し、その後、水分を加えて元の濃度に戻す製法です。
果汁を濃縮することで容積を小さくできるため、保存や輸送などの面でメリットがあります。
スーパーなどで販売されている100%ジュースでも広く使われている製法です。
ここで重要なのは、
「濃縮還元=100%ではない」という意味ではない
ということです。
濃縮還元でも果汁100%の商品はあります。
つまり、
100%=果汁の割合
ストレート/濃縮還元=製法
と考えると分かりやすいでしょう。
ストレートと濃縮還元の違い
簡単に整理すると、次のようになります。
| ストレート | 濃縮還元 | |
|---|---|---|
| 果汁 | 搾った果汁を濃縮せず使用 | 一度濃縮した果汁を還元 |
| 100%表示 | 可能 | 可能 |
| 原料葡萄の個性 | 感じやすい | 商品によって異なる |
| 輸送・保存 | 容積が大きい | 効率化しやすい |
| 注目したいポイント | 品種・産地・熟度 | 原料・製法・表示 |
どちらが一律に優れている、という話ではありません。
大切なのは、自分がどんなぶどうジュースを飲みたいのかです。
葡萄そのものの品種や産地による違いを楽しみたい場合には、ストレートジュースは選択肢のひとつになります。
同じストレートでも味が違うのはなぜ?
ここも、ぶどうジュースの面白いところです。
「ストレート100%なら、どれも似たような味なのでは?」
と思うかもしれません。
しかし実際には、原料となる葡萄によって違いがあります。
例えば、
品種、産地、収穫時期、熟度、甘味と酸味のバランス、搾汁方法
などです。
ワインでは、葡萄品種や産地を見て商品を選ぶことが一般的です。
ぶどうジュースでも、原料が葡萄であることに変わりはありません。
だから私たちは、ぶどうジュースも**「葡萄から選ぶ」**という楽しみ方があっていいと考えています。
青森県産スチューベンをジュースに
スリーファームがジュースづくりに使用している葡萄のひとつが、青森県を代表する葡萄「スチューベン」です。
スチューベンは、甘味がしっかりしているだけでなく、独特の香りや果実味を持っています。
その特徴をジュースでも楽しんでもらうため、PURE & ZEROではスチューベンの個性を活かした商品づくりを行っています。
砂糖や香料に頼るのではなく、葡萄そのものが持っている味わいをどう表現するか。
これは、スリーファームがぶどうジュースをつくるうえで大切にしている考え方です。
100%ぶどうジュースを選ぶときのポイント
100%ぶどうジュースを選ぶときには、「100%」という数字だけでなく、パッケージや商品説明をもう少し詳しく見てみてください。
確認したいのは、
- ストレートか濃縮還元か
- 使用している葡萄の品種
- 葡萄の産地
- 砂糖や香料などの使用
- どんな生産者・メーカーがつくっているのか
といったところです。
特に、品種名や産地まで紹介されている商品なら、その背景を調べてみるのもおすすめです。
「ぶどうジュース」という大きなカテゴリーから、
「どこの、何という葡萄からつくられたジュースなのか」
まで見ていくと、選ぶ楽しみが広がります。
葡萄から選ぶ、100%ぶどうジュース
100%ぶどうジュースには、ストレートと濃縮還元があります。
そして同じストレートジュースでも、使われる葡萄によって味わいは変わります。
スリーファームが伝えたいのは、
「100%だからおいしい」だけではなく、「どんな葡萄からつくられているのか」まで楽しんでほしい
ということです。
ワインを葡萄品種から選ぶように、ぶどうジュースも葡萄から選ぶ。
青森・津軽の葡萄を通じて、そんな新しいぶどうジュースの楽しみ方を提案していきます。