春先の畑仕事のひとつが堆肥散布です。
今年も自社畑に約2トンの牛糞堆肥を撒きました。
機械が入れない場所もあるため、最後はスコップでせっせと手作業。なかなかの重労働です。
堆肥というと「肥料」というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、私たちが大切にしているのは土の環境を整えることです。
特に意識しているのが「C/N比(窒素に対する炭素率)」です。
堆肥の中に含まれる炭素と窒素のバランスは、土の中で働く微生物の活動に大きく関わります。
微生物たちは土の中で有機物を分解し、植物が利用しやすい形へと変えてくれます。
春先に堆肥を入れるのは、これから始まる生育シーズンに向けて土壌環境を整えるためでもあります。
私たちにとって堆肥は、土の中の微生物たちへのご飯のような存在です。
昨年は炭酸カルシウム(炭カル)を散布し、土壌pHの調整も行いました。
土を見ながら。
木を見ながら。
毎年同じことを繰り返すのではなく、その年の畑の状態に合わせて管理しています。
今回使用したのは、しっかり発酵・熟成された完熟堆肥です。
未熟な堆肥は根に負担を与えることもありますが、完熟堆肥は土壌に有機物を補給し、団粒構造の形成や保水性・排水性の改善にも役立ちます。
こうして整えられた土壌の中で、葡萄の樹は根を伸ばし、葉を広げ、健全に成長していきます。
土づくりはすぐに結果が見える仕事ではありません。
しかし、元気な葉や健全な樹の姿を見るたびに、その積み重ねの大切さを感じます。
美味しい葡萄は、一年でできるものではありません。
毎年少しずつ土を育て、その上で葡萄を育てる。
THREE FARMは、そんな畑づくりを続けています。
そうして出来た葡萄は格別。今年も9月から収穫。
まずはスチューベン。
やっぱり青森津軽、そして鶴田町といえば産地ブランド(GI)に登録されているスチューベン。
最高糖度なんと22度。甘いだけじゃなく酸味があるから美味しい。
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